2011年4月7日木曜日

生活と政治

去年の年越しを一緒に過ごした友人は、
最近の金に流される日本に対して本気で不満を言って荒れていた僕を知っていると思うんだが、

日本がそう言う良くない状態にあることは頭では理解していたけど、

恥ずかしながら今回の大震災と原子力発電所事故に対する政府の動きを見るまで、

政治というものが、自分の生活の近くにあるのを実感したことがなかった。

事故直後の反原発デモ参加者
ドイツ→20万人
日本→300人
http://www.afpbb.com/article/economy/2792777/7009940
数が圧倒的なんだよな。
選挙で良さそうな人に一票なんてのは所詮一票で、
いくら不正があろうがわからない。

民主主義で国を動かすというのは、
一人一人が本当に行動を起こす事だと思う。

今の日本では、テレビや新聞しか見ていない人が多くて、
それらが正しいと思っている人が多くて、

政治家・官僚は頭が良くて、
結局なんとかしてくれると思っている人が多くて、

実際は、今回の原子力発電所の事故は、
そのテレビ・新聞と政治家・官僚が起こした人災で、

人類史上最大の事故がすぐそばで起きてるのに、

同じ日本人なのに、みんなどこか他人事で、

自分の生活と収入が守られればそれでいい人が多くて、

誰も立ち上がらない。


自分が感じている、東京がぎくしゃくしている感じ、はここから来ている。と
今回の大震災、原子力発電所の事故を通して確信した。


産業革命はすばらしい。西洋の技術や考え方も本当にすばらしい。
良いものは、やはり取り入れるべきだと思う。

だけど、金を使った競争社会、格差社会などという
負の文化まで日本に取り入れる必要はない。

世界の経済競争に乗り遅れる?
競争の舞台に立たなければ、争う必要はないし、
立ちたい人だけ、立てばいい。
何より、国民全体を巻き込まないで欲しい。

日本人は、水田に種を巻いて、酒を飲んで、頭を使ってみんな仲良く暮らせばいい。
3500年間そうやってきたんだから、これからも一緒でいい。

経済を回すことは大切だけど、
この非常時においては、腐りきった国の立て直しが何よりも最重要だと思う。

金は、良いものに後からついてくる。

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