2011年4月13日水曜日

原発反対の福島県知事が逮捕されてから

http://ruhiginoue.exblog.jp/15670521/

2011年 03月 16日
 周知のとおり、福島では佐藤栄佐久知事(在任1988年9月~2006年9月)が、原発に反対していた。
 まず、遠隔地のための原発建設が、地元にとって利益が少ないという経済的な見地から。そして既に建設されている原発は、初の臨界事故を起こしたり、データー改竄が発生したりと、問題が多いので慎重な姿勢を取っていた。
 また、自民党所属の保守系知事だが、小泉総理の中央集権地方切り捨てに、真っ向から対決する姿勢を崩していなかった。
 そこへ、不正建設問題で実弟の弟が経営する会社が捜索を受けたうえ、実弟が逮捕。これにより知事は道義的責任をとるとして辞職したが、その後も県政に影響力は及ばせていた。
 すると、知事本人が汚職容疑で逮捕され、有罪判決をうける。刑は軽く執行猶予つきであり、裁判所が検察の面子でいちおう有罪にしたのではないかと言われている。
 これについて元知事は、作られた冤罪に陥れられたと主張し、現在は上告中である。
 この元知事逮捕で、特別捜査部検事として捜査に参加したのが、2010年の障害者団体向け割引郵便制度悪用事件において、捜査資料のフロッピーディスクを改竄し、証拠隠滅罪により最高検察庁に逮捕された前田恒彦である。
 そして、仕組まれた陰謀かどうかはともかく、反対していた知事の失脚と逮捕により、事故などが相次ぐ原発への慎重姿勢が崩れて、問題が多いプルサーマルまでが、待ってましたと言わんばかりのタイミングで開始されたのだった。
 そして、今日の事態である。

0 件のコメント:

コメントを投稿